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ロサンゼルスパラリンピック、ゴルフは正式種目にならず

1月31日、IPC(国際パラリンピック委員会)は2028年にロスアンジェルスで開催のパラリンピックに採用される22のスポーツを発表した。残念ながらゴルフは今回も正式種目に採用されなかった。

昨年7月の正式種目エントリーには33のスポーツが名乗りを挙げた。今回採用された22のスポーツはすでにパラリンピックの正式種目になっているものがほとんど。新たに採用されるスポーツとしてはパラサーフィン、パラクライミングがノミネートされ、今年の暮れまでにどちらのスポーツが正式に採用されるかが決定する。

2016年のリオデジャネイロパラリンピックに初めてエントリーしたパラゴルフ、次の東京パラリンピックには障害者ゴルフのIF(国際機関)であるIGFが「時期尚早」としてエントリーを見送った。続く2024年開催予定のパリパラリンピックにはエントリーしたものの不採用。そして2028年のロスも不採用となり、東京の見送りも含めると既に4回エントリーに失敗していることになる。

IGF(国際ゴルフ連盟)は次のような遺憾の意を表明。次の2032年のブリスベン(オーストラリア)パラリンピックに向けて活動を開始すると語っている。

IGFの声明(日本語版)はこちら

日本障害者ゴルフ協会は2016年のリオデジャネイロパラリンピックのエントリーの時から世界の障害者ゴルフ団体と共にエントリー活動に協力してきた。今回の不採用について、松田治子DGA代表理事は「障害者の世界ランキングは設立されたものの、IGF主催の公式世界障害者ゴルフ選手権は未だ開催されていません。競技ルールやクラス分けを巡って世界の意見がまとまらないことも不採用に繋がったのではないでしょうか?もちろんDGAは次のブリスベンに向けて、世界各国と歩調を合わせて協力体制を取るつもりです。ただ、パラリンピックが障害者ゴルフの全てではなく、もっと別の形での障害者ゴルフのアピール方法もあると考えます。この際、障害者ゴルフの本質を再度見極める作業も必要なのではないでしょうか」と語っている。

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