障害者ゴルファー動画
障害者の方には、様々なタイプの方がいらっしゃいます。事故などで体のある部分に障害のある方、麻痺のある方など、100人いれば100通りの障害があると言えます。こちらでは、何人かの障害者の方に登場していただき、それぞれの障害なりの打ち方のコツや実態について説明させていただきます。
片麻痺ゴルファー 沖津 真澄さん
49歳の時に脳出血により、片麻痺となる。8年後にゴルフを開始する。
(沖津さん談)
「右手はバランスを取るために、ズボンのポケットに入れています。片手で打つと、力むと芯に当たらなくなるので、できるだけ力を抜いてスイングしています」
片麻痺ゴルファー:井上 和正さん
58歳の時に、脳梗塞で半年間入院し、その後リハビリを開始し、約1年後にゴルフコースでラウンドできるまでになる。
(井上さん談)
「最近ヘッドスピードは計測したら、33~34くらいでした。右手一本のスイングは、力を入れないことがポイントです。バックスイングをコンパクトにして、軽く振る。フィニッシュは右手が首に巻き付くような感じですね。グリップは親指をグリップのセンターにおかないで、野球のバットを握るように持つことも重要です。センターにおいてしまうと、飛距離が出ません。振り切るためにも、グリップは野球のように親指を左側に添えます。ただし、パターの時はセンターに親指を持っていきます。」
車椅子ゴルファー:齋藤 史行さん
22歳の時に、スノーボードによる事故のため、脊髄損傷で下半身麻痺となる。1年後に、車いすゴルフを開始。
(齋藤さん談)
「練習場は行きません。コースだけですね。週に1回は行っています。このカートはドイツから輸入したものです。タイヤの幅が20センチ以上あり、グリーンを傷めないように設計されています。バッテリーはフル充電で、2ラウンドはできます。」
片マヒゴルファー:北浦 英樹さん
45歳の時に脳出血により左半身マヒ
リハビリ後に、以前からやっていたゴルフを再開。
(北浦さん談)
「右ひじに負担がかかるので、練習のやりすぎは要注意。1回の練習では、50球以上は打たないようにしています。また、必ず中1日あけるようにしています。エルボーパッドは必須。左足には力が入らないので、右軸のスイングです」