DGA会員の元木健二選手（右下腿切断　山形県）が1月22日〜23日にドバイ（アラブ首長国）のAL HAMARAカントリークラブで開催されるG4Dツアー「G4D Tour @Ras Ai-Khaimah Championship」に出場する。

G4DツアーとはEDGA(ヨーロッパゴルフ協会）の呼びかけで男子ヨーロッパツアーの「DP World　Tour」と同じコース、同じ設定で世界から選ばれた障害者ゴルファーが出場する競技。今回は「ラアス・アル・ハイマ選手権」の前哨戦として行われる。

これまではWR4GDランキング（世界障害者ゴルフランキング）のグロス部門上位者の中から選ばれた選手が出場していたが、今年から同ランキング、ネット部門の上位者から選ばれた選手が出場する競技が開始される。元木選手は現在WR4GDネットランキング26位(2024年1月9日現在）。日本人選手としては最上位につけている。この選手権には他にイギリスを始めとするヨーロッパ諸国、オーストラリア、カナダなどから選手が参加する。

一握りのエリートプレーヤーだけが出場できる試合ではなく、努力と運があれば出場できるかもしれないハンデ戦は今後も行われる予定で、より多くの選手がプロツアーと同様のゴルフ場と設定でプレーすることができる他、障害者ゴルフのアピールにもつながると期待される。

元木選手の健闘をお祈りします。