Tokai Golf Masters WR4GD Cup レポート&結果

新規トーナメントの「Tokai Golf Masters WR4GD Cup」のWeek End シリーズが8月2日、3日の2日間にわたって岐阜県の麗澤瑞浪ゴルフ倶楽部高原コースで行われた。WR4GDパス取得者のランカー11名が参加した。
本戦は日本障害者ゴルフ協会がR&AとEDGAの提案を受け、アジアでもっとたくさんのWR4GDトーナメントを開催するため始めたもの。アジアの選手がもっと容易にWR4GDポイントを取得し、世界で活躍することを目的としている。現在はまだ試運転の段階で日本で行っているが、将来的にはアジア各地でも行い、アジアの障害者ゴルフ人口を増やすことも目的としている。大人数の大会を開催すると予算も人でもかかるため、「継続」を目的として少人数の試合(グロスの部、ネットの部のみ)を行う。8月は中部地方で2日間36ホール試合を2回開催する(今回のWeek End シリーズの他8月28日〜29日にはWeek Day シリーズとして岐阜県の恵那峡カントリークラブで開催する)。今後は関西や関東でも開催予定で、近くスケジュールが発表される予定だ。
公式ハンデキャップ18.4以下の選手でWR4GDパスを有していれば障害内容は問われない。車いすゴルファーも参加した。
小規模の試合であるために、選手同士や事務局とのコミュニケーションも円滑。出場者の伊藤寿さんは「土日なので出場がしやすい。平日開催だと仕事の都合で休暇も取りにくいので」と嬉しそうに語っていた。伊藤さんはWR4GDランキングを上げて「海外の試合に出場したい」と言う。
今回、グロス部門で優勝した小山田雅人選手は「少人数ですが、和気藹々とした雰囲気で楽しかったです。初日は満足できるスコアでしたが、二日目はいいスコアとは言えず、気持ちを立て直しました。自分のプレーが同組で回る人の参考になればいいなあと思ってプレーしました。第1回目の大会で優勝できて嬉しいです」と語っていた。
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会場となった麗澤瑞浪ゴルフ倶楽部高原コースのスタッフの皆様、ご支援をいただいた「月刊ゴルフマスターズ」(株式会社D&H)関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
なお、このツアーの運営はDGA内につくられた「Japan WR4GD Tour Series」が運営しています。