日本障害者オープンゴルフ選手権
▶大会の概要 日本障害者オープンゴルフ選手権はDGA(日本障害者ゴルフ協会)の最大行事です。競技は2日間36ホールスクラッチプレー。全国から、海外からも参加があり、日本の障害者ゴルフ選手権の草分け的大会です。障害別に上肢障害の部、下肢障害の部、片マヒ障害の部、重複障害の部、軽度障害の部、車いすの部、知的障害の部があり、さらに公式ハンデ15以下の上級者の部である「グランプリの部」があります。グランプリの部は規定のハンデを有する肢体不自由の障害者なら部門を問わず出場出来ます。ただし、クラス分けで軽度障害と判定された選手は「グランプリの部」の出場資格はありません。「グランプリの部」の優勝者が日本障害者オープンゴルフ選手権のチャンピオンとなることや、「グランプリの部」出場者から世界障害者ゴルフ選手権など国際大会への日本代表選手選出されることから、障害基準を重視しています。
▶大会の概要
日本障害者オープンゴルフ選手権はDGA(日本障害者ゴルフ協会)の最大行事です。競技は2日間36ホールスクラッチプレー。全国から、海外からも参加があり、日本の障害者ゴルフ選手権の草分け的大会です。
障害別に上肢障害の部、下肢障害の部、片マヒ障害の部、重複障害の部、軽度障害の部、車いすの部、知的障害の部があり、さらに公式ハンデ15以下の上級者の部である「グランプリの部」があります。グランプリの部は規定のハンデを有する肢体不自由の障害者なら部門を問わず出場出来ます。
ただし、クラス分けで軽度障害と判定された選手は「グランプリの部」の出場資格はありません。「グランプリの部」の優勝者が日本障害者オープンゴルフ選手権のチャンピオンとなることや、「グランプリの部」出場者から世界障害者ゴルフ選手権など国際大会への日本代表選手選出されることから、障害基準を重視しています。
▶大会の歴史
日本障害者オープンゴルフ選手権は1996年の11月26日、第1回大会が栃木県日光市のウイングフィールドゴルフ倶楽部(現パインズ日光ゴルフ倶楽部)で開催されました。上の写真はその時のポスターです。
集まった選手はたった33人。ただし、北海道から九州まで全国から障害者ゴルファーが集まってきました。まだ、障害者のゴルフなどほとんど知られておらず、大会会場を探すのも大変な時代でした。そんな状況下での開催は大きな意義があり、日本の障害者ゴルフの歴史に新しい一歩を刻んだ大会でした。
この大会の事務局長だった佐藤成定代表理事が障害者ゴルフの日本オープンにしたいという気持ちを込めて「日本障害者オープンゴルフ選手権」と命名しました。
この大会では、日本で初めて車いすによる競技が行われました。
現在DGAで使用している自走式の車いすカートではなく、この時は海辺で使用される特別なバギーを車いすカートとして使用しました。その模様は全国版の新聞やNHKのニュースなどでも放映され、車いすゴルフの幕開けとなりました。
2000年からは海外の障害者ゴルフ団体との交流が始り、日本障害者オープンゴルフ選手権にも海外から選手が参加するようになりました。2000年の第5回大会にはアメリカとオーストラリアから3人の選手がやってきました。その後、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、韓国などから毎年選手が参加しています。
さらにこの選手権では本当の意味での障害者ゴルフのチャンピオンを生み出すべく、「グランプリの部」を創設しました。この部門には公式ハンデ15以下の上級者が出場し、2日間36ホールを健常者の公式試合と同じルールで競います。スタートティはバックティ、障害者ルールは使わず、JGAルールによる競技です。厳しい戦いになりますが、日本障害者ゴルフ選手権のチャンピオンは健常者の各種大会チャンピオンに遜色のない実力の持ち主として評価されています。
▶︎世界障害者ゴルフランキング(WR4GD)の対象試合に
2019年に兵庫県のよみうりカントリークラブで行われた第24回日本障害者オープンゴルフ選手権はUSGAとR&Aが設定した世界障害者ゴルフランキング(WR4GD)の対象試合になりました。
対象試合になるためには一定の条件を満たしていることと審査に通ることが必要です。日本障害者オープンゴルフ選手権は審査に通り、アジアで初の世界障害者ゴルフ対象試合になりました。対象選手として認められている選手は国籍を問わず、日本障害者オープンゴルフ選手権に出場すれば成績によってポイントを稼ぐことができます。
世界障害者ゴルフランキング(WR4GD)について詳しくはこちらをご覧ください。
▶︎歴代優勝者とゴルフ場リスト
日本障害者オープンゴルフ選手権は日本の障害者ゴルフ選手権として歴史ある競技です。1996年の第1回からこれまでの記録は下記をご覧ください。
回数 | 日時 | 会場 | 優勝者 |
---|---|---|---|
第1回 | 1996年11月25日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | 清水 明利(東京都) |
第2回 | 1997年10月27日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | 古田 謙(大分県) |
第3回 | 1998年10月26日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | 古田 謙(大分県) |
第4回 | 1999年10月25日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | 古田 謙(大分県) |
第5回 | 2000年10月23日〜24日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | ジェフ・ニコラス(オーストラリア) |
第6回 | 2001年10月29日〜30日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | 古田 謙(大分県) |
第7回 | 2002年10月28日〜29日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | ジェフ・ニコラス(オーストラリア) |
第8回 | 2003年10月27日〜28日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | ジェフ・ニコラス(オーストラリア) |
第9回 | 2004年10月25日〜26日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | ダン・コックス(USA) |
第10回 | 2005年10月24日〜25日 | ウイングフィールドゴルフ倶楽部 | 小林 茂(埼玉県) |
第11回 | 2006年10月23日〜24日 | 真名カントリークラブ | ジェフ・ニコラス(オーストラリア) |
第12回 | 2007年10月29日〜30日 | ホワイトバーチカントリークラブ | ヨハン・カメルスタッド(スウェーデン) |
第13回 | 2008年10月27日〜28日 | 知覧カントリークラブ | 小池 良太郎(神奈川県) |
第14回 | 2009年10月26日〜27日 | 知覧カントリークラブ | 小池 良太郎(神奈川県 |
第15回 | 2010年10月23日〜24日 | 真名カントリークラブ | 小池 良太郎(神奈川県 |
第16回 | 2011年10月24日〜25日 | 東ノ宮カントリークラブ | ステファン・モックフォルト(デンマーク) |
第17回 | 2012年10月29日〜30日 | 東ノ宮カントリークラブ | 小林 茂(埼玉県) |
第18回 | 2013年10月28日〜29日 | スリーレイクスカントリークラブ | 小山田 雅人(栃木県) |
第19回 | 2014年10月27日〜28日 | 恵那峡カントリークラブ | 小林 茂(埼玉県) |
第20回 | 2015年10月26日〜27日 | 千刈カンツリークラブ | 小林 茂(埼玉県) |
第21回 | 2016年11月7日〜8日 | よみうりカントリークラブ | 小山田 雅人(栃木県) |
第22回 | 2017年10月23日〜24日 | スレイーレイクスカントリークラブ | ホアン・ポスティゴ(スペイン) |
第23回 | 2018年10月29日〜30日 | スリーレイクスカントリークラブ | チャド・ファイファー(USA) |
第24回 | 2019年11月5日〜6日 | よみうりカントリークラブ | チャド・ファイファー(USA) |