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第25回日本障害者オープンゴルフ選手権無事終了

25回日本障害者オープンゴルフ選手権(10月18日〜20日 於・新君津ベルグリーンカントリー倶楽部)は無事終了いたしました。

新型コロナウィルスの感染拡大は日本でも収まってはおらず、特に東京とその近郊は最も感染者数の多い地域。この大会を開催するかどうかに事務局はずいぶん悩みました。

しかし、コロナ感染拡大の収束が見えないなかで感染対策を徹底させて大会を開くことは今後の参考になると思いましたし、参加者も開催を心待ちにしているため開催に踏み切ることにしました。佐藤成定代表理事の決断です。

すると厚生労働省やスポーツ庁からも「大変だが頑張って欲しい」と感染防止対策情報を含めた激励をいただきました。

感染防止対策として看護師2名(写真上左から永富ナース、川崎ナース)が待機。参加者の健康チェックを行い、毎朝ゴルフ場に入る前に検温。検温済みの選手や大会関係者には赤いシールを付けてもらいました。手洗いや手指のアルコール消毒を奨励し、アテストの時はシートやアクリル板で飛沫防止をしました。

参加者は約60人。いつもの年よりはさすがに少なく、海外からの参加は望めませんでしたが、この時期としては十分な規模の大会になりました。

会場の新君津ベルグリーンカントリー倶楽部は日本人の大西久光(オオニシ ヒサミツ)氏の設計。リンクスを思わせるトリッキーなコースです。上級者でも1打のミスが次のミスに繋がりやすい。ただ、成田空港や都内からのアクセスはよく、海外からの選手が参加しても喜んでもらえたでしょう。そんなコースが今回の舞台になりました。

10月19日 第1ラウンド

天気が悪く、午後からは雨。しかし、脱落選手はほとんど出ず、みんな元気にプレーしました。久々の再会にあちらこちらで笑顔の渦が広がりました。

グランプリの部(オフィシャルHCP 15以下)は11人が参加。ブルーティからのスタートです。

この日は若手のホープ、吉田隼人選手とベテランの下肢障害小林茂選手が76で回り首位タイに立ちました。

昨年この大会2位の小山田雅人選手と4位の伊藤寿(ひさし)選手が78で続きます。

小山田選手は大会の数日前に自転車で転び、健常な方の半身を強打したとのこと。痛みでショットが乱れ、パーオンできない分をアプローチとパットで辛くもカバーしていました。後で分かったのですが左側の肋骨を骨折していたそうです。

 

10月20日 第2ラウンド

雨は止み、秋晴れのゴルフ日和となりました。

最終組は吉田隼人、小林茂、小山田雅人。

前半は若い吉田隼人選手が飛ばします。1オーバー37で回り、ベテラン勢を引き離しました。小林選手は40、小山田選手は44。

しかし後半、10番パー4で小林選手がバーディを取り追い上げを開始します。吉田選手はこのホールをボギーとし、一気に1打差となりました。この後は一進一退を繰り返し、着実にプレーを進める小林選手に対し、吉田選手はところどころにトラブルがあったものの何とか乗り越え、1打差のまま最終18番ホールに。

18番パー4、ブルーティからの距離は350ヤードと長くはないものの谷越えの難しいホール。小林、小山田の両ベテランが1打目をフェアウェイに置いたのに対し、吉田選手は左斜面に。ベテラン2人は楽々パーオン。吉田選手はグリーン左にボールを外しスリーオン。あー、それなのに小林選手はパットが決まらずボギー。吉田選手も2パットのボギーとしましたが 1打差で吉田選手が逃げ切り、初優勝を果たしました。

初優勝おめでとう吉田選手!!

コロナ禍にも関わらず、全国各地から参加した選手の皆さん、コースを貸切にして万全を尽くしていただいたコース関係者の皆さま、そして協賛、賞品提供をしていただいた個人、企業の皆さま。レフェリーを派遣し、世界ランキング対象競技申請にもご協力いただいたJGA(日本ゴルフ協会)の担当者の皆さま、記念すべき25回大会は無事終了しました。心よりお礼申し上げます。

第25回日本障害者オープンゴルフ選手権成績はこちら

★この大会はスポーツ振興基金の助成を受けています。

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